『モンスターストライク THE MOVIE ルシファー 絶望の夜明け』音声ガイドを修了生が担当しました!
11月6日(金)から公開中『モンスターストライク THE MOVIE ルシファー 絶望の夜明け』の音声ガイドを修了生の貝谷聡美さんが手がけています。
「モンスターストライク」は2013年から配信中のスマートフォンアプリ。ゲームだけでなく、動画やリアルイベントなど人気が拡大し、世界累計利用者数は5,400万人を超えています。2015年からYouTubeで配信中のモンストアニメは世界累計4億回再生を突破。劇場版は今作が第三作目となります。物語の中心となるキャラクターは、「ルシファー」「アーサー」「ソロモン」「ノア」「パンドラ」。固い絆で結ばれていたはずのヒーローたちを引き裂くルシファーの行動により、新たな戦いが始まります。
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音声ガイドとは、映像が見えない、見えづらい皆さんに言葉で情景や人物の動き、表情などを伝えるものです。アニメ作品は実写映像に比べとても解説が難しいジャンルの一つといえます。貝谷さんに制作秘話を聞いてみました。
◆『モンスターストライク THE MOVIE ルシファー絶望の夜明け』
音声ガイドディスクライバー 貝谷聡美さん(JVTA修了生)
今回音声ガイドの作成で難しかったのは、7年間続くゲームをアニメ化した作品でキャラや必殺技を熟知したファンが多いこと、公式サイトに映画のプロローグとして6話の動画が公開されていたことです。アニメのガイドは確かに難しいのですが、今回は「ただ見たままをガイド」するだけでない別の難しさがありました。
納期が非常に短いうえに上映時間も長く、事前に動画を見てまず全体の内容を理解しておく必要がありました。また、ゲームの人気キャラ総出演で人物が多く、ほぼ全編がゲームの技を駆使した高速バトルの連続です。ゲーム関連のサイトを調べ、各キャラの設定や必殺技も確認していきました。
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かなり作りこまれたシナリオで、尺に入らずにガイドしなかった部分が後の伏線になっていたことも多く、これは大変ではありましたがパズルを解くような面白さがありました。また、お子さんも観ることを想定し、難しい言葉を使うのは避け、情報を詰め込んで早口のガイドにならないように気を付けました。
今回、モンストの製作会社の方々が収録に参加されたので、制作側からのアドバイスをいただくことができました。音声ガイドでは主観を入れないのが原則ですが、見たままを書いたつもりでも、「ニュアンスが異なる」とご指摘を頂いたり、キャラごとにテーマとなる色が決まっていて、ガイドで使っていた色と異なっていたりしたことも分かりました。制作の皆さまのこだわりにも触れ、時間と熱意をもって作った作品の音声ガイドを担当することの責任を改めて感じました。
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◆劇場ではバリアフリー上映が決定。『HELLO! MOVIE』方式を採用し、音声ガイドに加え、日本語字幕付きで楽しむことができます。ぜひご利用ください!
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◆『モンスターストライク THE MOVIE ルシファー 絶望の夜明け』公式サイト
https://anime-movie.monster-strike.com/2020/
※MASC×JVTA バリアフリー講座
字幕ライター養成講座(次期は2021年4月開講予定)
音声ガイドディスクライバー養成講座(次期は2021年1月開講)
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