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食べられるのに捨ててしまう食品を救出! 『もったいないキッチン』が公開中! 

食べられるのに捨ててしまう食品を救出! 『もったいないキッチン』が公開中! 

ドキュメンタリー映画『もったいないキッチン』が8月8日から劇場公開中です。この作品は、日本語、英語、ドイツ語が混合しており、JVTAが日本語字幕と英語字幕を手がけ、4人の修了生が担当しています。(日本語字幕:武富香子さん、チェックは渚あゆみさん・英語字幕:Sarah Limさん、チェックは横山治奈さん)

日本の食品ロスは毎年643万トン、実は世界でもトップクラスの量だとご存じですか? 食べられるのに捨ててしまう食品は、国民一人あたり毎日おにぎり1個分に相当するそうです。この現状を知り、オーストリアからやって来たのが、フードアクティビスト(食材救出人)のダーヴィド・グロス監督。キッチンカーで日本を旅しながら、コンビニや一般家庭から捨てられてしまう食材を使い、おいしい料理を作る“もったいないキッチン”をオープン、食を通じて出会ったさまざまな人たちとの交流が描かれています。字幕制作を担当した翻訳者2人に話を聞きました。

 
日本語字幕を担当 修了生・武富香子さん
「もったいない」を共通語に

“食品ロス問題”といっても、実際にどれだけの食品が廃棄されているのか、日々の生活の中ではなかなかイメージしにくいものです。私が作品の中で特に印象に残っているのは、ダーヴィドさんたちが食品リサイクル施設を訪れた時のことです。少し前まで店頭に並んでいた食品が大量に廃棄されていました。近年は食品ロス削減への意識が高まり、一部のコンビニでも賞味期限の近い弁当やおにぎりの割引販売をしているようです。世の中が少しずつ変化しているのを感じます。ダーヴィドさんによると「“もったいない”は可能性の宝庫」。食品ロスを減らしながら、少しの工夫で“食”を楽しむアイデアが詰まった作品ですので、ぜひ多くの方に見ていただけると幸いです。
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©UNITED PEOPLE

 
英語字幕担当 修了生・Sarah Limさん
日本独特の食文化を英語でも分かりやすく工夫

今回の字幕作成はいつもとは少し違って、日本語から英語に訳すだけでなく、ドイツ語の部分を別の方が英語に訳し、私の方で字幕用に編集をするという作業もありました。知らない言語をスポッティングするのは初めてでしたのでとても貴重な経験でした。字数制限があるため、元の意味が失われないように編集の時に特に気を付けました。
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©UNITED PEOPLE

 
ドキュメンタリー映画のため、情報量が多いのと日本独特の食文化に関する表現や食べ物も登場しますので、字幕を読む視聴者になるべく負担がかからないように訳を読みやすく、分かりやすくするのに苦労しました。
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©Macky Kawana

 
日本は裕福な国であるがこそ浪費も多いかと思います。この映画は一人ひとりの力でこの状況を改善できるという大切なことを教えてくれます。今まで食べられないと思い込んでいた食品・食材の意外な使い方にびっくりすると思います。見て落ち込むようなドキュメンタリーではなく、希望を与えてくれる素敵な作品です。

 
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©UNITED PEOPLE

 
福島から鹿児島まで4週間1600kmの旅を皆さんもぜひ、ダーヴィド監督と体験してください。コロナ禍でこれまでのあらゆる価値観が変わろうとしている今、改めて“もったいない”という言葉と向き合ってみませんか?
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©UNITED PEOPLE

 
『もったいないキッチン』
シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー
公式サイトhttps://www.mottainai-kitchen.net/

 
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