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映像翻訳の最前線で働く4名が新たに講師として登場!映像翻訳科 新講師のご紹介

映像翻訳の最前線で働く4名が新たに講師として登場!映像翻訳科 新講師のご紹介

2024年10月期より、英日映像翻訳科と日英映像翻訳科に新たな講師を迎えます!

JVTAでは現在42名の講師が映像翻訳科で指導を担当。JVTAの映像翻訳ディレクターに加え、フリーの映像翻訳者や映像以外にも幅広い分野を手掛ける翻訳者、さらに脚本家や日本語ライティングのプロフェッショナルなど、映像翻訳に必要とされる様々なスキルを教えることができる講師陣がJVTAで教鞭をとっています。

今期からの新講師は映像翻訳者であり、現在はJVTAの受発注部門で映像翻訳ディレクターを務める4名です。映像翻訳業界の最前線で働くプロフェッショナルだからこそ分かる最新の業界動向や、実際に仕事をするときのポイントを押さえた実践的な授業を行います。また全員がJVTA修了生ですので、JVTAでの学習についてもぜひご相談ください。

新講師陣から届いた、授業への意気込みやメッセージをご紹介します!

英日映像翻訳科 新講師 

伊原実希
英日映像翻訳科 総合コース・Ⅰ
「字幕翻訳の基礎①」担当

映像翻訳ディレクターとして手掛けている主なジャンル
英日の字幕・吹き替え翻訳を担当しています。音楽・ファッション・セレブインタビュー・映画・ドラマなどのエンタメ系コンテンツを中心とし、スピード勝負のアワードものやシリアスな内容のドキュメンタリーなども日々対応しています。

担当する授業の内容
私が担当する「字幕翻訳の基礎①」は、長編映画のワンシーンに字幕をつける授業です。課題シーンの作品上での役割を踏まえ、字幕のルールに沿いながら効果的に訳出するスキルを学びます。作品解釈や字幕のルールなど、映像翻訳の入門を学んだ直後の授業なので、それらのスキルを実際の作品を通して実践していただきたいと思います。

授業への意気込み
字幕制作は個人の作業でありながら、他者に思いをはせる作業でもあるということを日々の案件の中で実感します。制作陣の思いを汲み、それを不特定多数の視聴者に届ける。制作過程では、自分の後に作業するチェッカーさんやローカライズの現場の人のことも意識して字幕・申し送りを仕上げていく。翻訳者になるうえで欠かせない、そうした視点や意識を少しでも伝えられたらと思います。

受講生へのメッセージ
字幕翻訳の作業は、あまりにも考えることが多いと驚くとともに、基本的に同じものは二度と訳さないからこそ、学んだことを次に生かせるだろうかと不安もあると思いますが、それこそが翻訳の醍醐味でもあります。様々なバックグラウンドを持ったクラスメート、一期一会の作品との出会いを存分に楽しみながら、字幕の奥深さを一緒に体験しましょう!

田中葵
英日映像翻訳科 実践コース
「スポッティングの演習」担当
映像翻訳ディレクターとして手掛けている主なジャンル
エンタメ系コンテンツを中心に、英日の字幕・吹き替え案件を担当しています。長編映画(ホラー、ヒューマンドラマ)、ドラマ(コメディ、サスペンス、ヒューマンドラマ)、スポーツ番組や音楽関係のドキュメンタリー、ミュージカルの舞台用字幕、ビジネス系のウェビナーや資料の翻訳にも携わっています。

担当する授業の内容
実践コースの「スポッティングの演習」は、字幕制作ソフトの使い方を学ぶ授業です。総合Ⅰ、Ⅱではすでにスポッティング(字幕表示時間)が決まっているところに訳文を入れますが、実践コースではスポッティングから字幕作成まで作業していただきます。カット変わりの処理の仕方、IN点・OUT点の取り方、字幕のハコのバランスの取り方など、スポッティングの基礎となるスキルをお伝えします。

授業への意気込み
字幕制作ソフトを初めて使うという人がほとんどだと思うので、一つひとつの作業を分かりやすくお伝えします。ハコの切り方は視聴者への理解度にも影響してくるので、スポッティングはとても重要な工程です。ソフトの使い方に加えて、スポッティングで優先すべきポイントや考え方もご紹介します。

受講生へのメッセージ
最初は字幕制作ソフトを使いこなすことに精一杯かと思いますが、受講中にたくさんのコンテンツに触れていくうちにコツがつかめるので安心してください。慣れないうちは思ったようなスポッティングができずもどかしいと思いますが、やればやるほど慣れていきます。映像翻訳者の腕の見せどころでもあるので、一緒に頑張っていきましょう!

片柳伊佐
英日映像翻訳科 実践コース
「模擬発注 ボイスオーバー②」担当

映像翻訳ディレクターとして手掛けている主なジャンル
英日のドキュメンタリーの字幕・吹き替え案件や、スポーツ番組、インタビュ―動画の字幕などを多く担当してきました。特に、ドキュメンタリーのボイスオーバー翻訳については、自然、動物、歴史、冒険、科学、料理など多岐にわたる作品に携わっています。

担当する授業の内容
「模擬発注 ボイスオーバー②」を担当します。ナレーションと会話で構成されたドキュメンタリー作品を見た上で、その一部分について、ボイスオーバー用の日本語台本作成に取り組んでいただきます。

授業への意気込み
ボイスオーバーの翻訳で重要なのは、耳で聞いた時に自然でわかりやすい日本語になっているかどうかです。授業では、そのために意識すべき点を重点的にお伝えします。また、実務で役立つ情報や実際の収録の様子などもお話ししたいと思っています。

受講生へのメッセージ
声優さんの表情豊かな日本語音声が乗った吹き替え作品には、原音のものとはまた違うよさがあります。ボイスオーバーの翻訳は気にするべき点が多く大変ですが、日本語による新たな作品を生み出す元となる台本作りの楽しさ(と苦労?)を体感していただければと思います!

日英映像翻訳科 新講師

麻野祥子
日英映像翻訳科 総合コース
「スポッティング実習」担当

映像翻訳ディレクターとして手掛けている主なジャンル
I manage both J-E and E-J projects at TSG (Translation Support Group), but for E-J, I mainly work with subtitles for corporate videos, documentary shows, and film festivals. I have also managed J-E subtitles for short videos for an exhibition, short and feature-length films, as well as text translation projects such as screenplay translation.

担当する授業の内容
I will be teaching the first spotting class that the students will have in the J-E course, so we will be going over the basics of how to time your subtitles so that they match the video. Up until this class, you will have received assignments that had already been spotted for you, so this will be the first time you will get to think about things to be careful of when working on the spotting yourself.

講師としての意気込み
Spotting is an important skill to have as a subtitle translator, as you will often be required to do your own spotting when you take on subtitling projects with JVTA, once you pass the trial. The quality of your spotting will affect the readability of your subtitles, so I will do my best to equip students with the necessary skills to create easy-to-read subtitles.

受講生へのメッセージ
You may find spotting to be tricky at first, but it will come naturally with practice! Mastering this skill will be a huge step towards becoming a professional subtitle translator, so I hope you enjoy learning a new skill and look forward to seeing you in class!

JVTAの講師・スタッフ一同、皆さんの映像翻訳学習を応援しています!
一緒に頑張っていきましょう!

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