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マット・デイモン主演『オデッセイ』 吹き替え翻訳を修了生が担当

マット・デイモン主演『オデッセイ』 吹き替え翻訳を修了生が担当

マット・デイモン主演、リドリー・スコット監督の話題作『オデッセイ』の吹き替え翻訳を、修了生の前田美由紀さんが手がけました! 第88回アカデミー賞で7部門にノミネートという話題作。火星にたった1人取り残された宇宙飛行士の不屈のサバイバル生活が描かれています。宇宙を舞台にした壮大な物語を訳すにあたり、前田さんもいろいろ苦労があったとか。作品の見どころと翻訳時の工夫や取り組みを前田さんに聞いてみました。
 

●翻訳時に心がけたことは?
前田美由紀さん:NASAが舞台のお話なので、当然、専門用語が多いのですが、できるだけ分かりやすいセリフになるよう努めました。また、吹き替え翻訳では、粒だったガヤのセリフも創作しなければなりません。この作品ではそれが、ミッション・コントロール・センター内で飛び交う、フライト前チェックのやり取りだったりするため、かなりの調べものが必要でした。実際にはほとんど聞き取れないようなセリフにも「それらしさ」が求められますので…。
 

ストーリーには直接関係ありませんが、吹き替え版をご覧になる際は、そういう細かい部分にも耳をそばだてていただけると、私の苦労が報われます。
 

●映画の見どころは?
前田美由紀さん:主人公マーク・ワトニー(マット・デイモン)と一緒に火星で奮闘している気分になれます。また作品中、往年のポップ・ミュージックがたくさん使われています。ほとんどの曲をリアルタイムで聴いて知っている、という方は…。私と同世代ですね!
 

アメリカでベストセラーとなった原作「火星の人」も最高に面白いです。映画と原作、どちらから入ってもよいと思いますが、両方を知るとより理解が深まります。スケールが大きく、非常に面白い作品ですので、是非、劇場に足をお運びください。可能であれば、3D以上のシアターで吹き替え版でのご鑑賞をお勧めします!
 

『オデッセイ』は2月5日公開!
吹き替え版は、お台場シネマメディア―ジュ、TOHOシネマズ西新井、TOHOシネマズ錦糸町などで上映されます。
詳細は公式サイトをご覧ください。
http://www.foxmovies-jp.com/odyssey/index.html