【字幕をWebで学ぶ】3人の映像翻訳者に聞きました 私たちが描いた学習の航路(ルート)①
映像翻訳の勉強を始めてみたいものの、学習環境の変化が心配でスタートを切れない――。
海の天気のように、女性の日常はめまぐるしいものです。全3回のシリーズ「私たちが描いた学習の航路(ルート)」では、三者三様の道のりで映像翻訳を学び、プロとなった3名のストーリーに迫ります。
Route①地方に転居してもオンラインで復学
「着実に、実力のある映像翻訳者になりたい」――映像翻訳者・中嶋紋乃さん
会社員時代は資料の翻訳が一番楽しかった
昔から外国語が好きで、英語に限らず色々な言語を勉強していました。字幕や吹き替えに親しむ機会も多かったと思います。大学卒業後はグローバルな職場に憧れて外資系のIT企業に就職。私は営業だったのですが、資料の翻訳を任される時が一番楽しかったです。“英語はツール”といいますが、自分は英語や日本語そのものに興味があると気づいたのは就職してから。海外経験も無く、(翻訳者を目指すのは)もう遅いのかな…と思っていたので、まさか翻訳者になれるとは思っていませんでした。
JVTAに出会って“憧れ”が“目標”に
映画が大好きで、ミニシアターや映画祭に足しげく通っていました。日本映像翻訳アカデミー(JVTA)と出会ったのは短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA))」です。作品を見て、ふとエンドクレジットを眺めていたら字幕翻訳に「日本映像翻訳アカデミー」の文字を発見。気になって調べてみたら、修了生のための翻訳エージェント部門もある映像翻訳の学校だということで、すぐに問い合わせました。何となく心の中にくすぶっていた、“映画の翻訳ができたら素敵だな”という気持ちが形になる直感がありました。
【「SSFF & ASIA」2018年の授賞式の様子。JVTA修了生が字幕を手がけた作品はグランプリを受賞した】
仕事との両立、休学、地方への転居を経て「リモート受講」で復学
通学中は楽しくて仕方がなかったです。自分が何となく目にしていた字幕の裏側に、これだけの力が注がれているのだなと毎回授業で感動していました。ただ、仕事がかなり忙しく、コースが進み、課題の難易度が上がるにつれて、取り組む時間を捻出するのが困難に…。そこで「中途半端にやるくらいなら」と受講期間が残り半年になったところで休学を決意しました。それでも、映画館に行くたびに字幕が気になってしまい、クラスメートが修了してトライアルに合格していくのを見ていたので、“絶対復学して映像翻訳者になる!”という気持ちを忘れずにいました。ちょうど1年後、たまたま結婚と地方への転居が決まって会社を退職することになり、それを機に通学コースではなく、東京校の講義を自宅で受講する「リモート受講」で復学し、修了しました。他の人よりも1年長くかかりましたが、その分強い気持ちで受講できたと思います。
「誇らしかった」映画を観た友人がくれた言葉
今はJVTAの翻訳エージェント部門MTC(メディア・トランスレーション・センター)から映像翻訳の仕事を受注しています。東京校を訪れると、受講生時代のスタッフの方が「調子はどう?」と声をかけてくださり、初心に戻ることができます。ゆっくりでも着実に、実力のある映像翻訳者になりたいです。2回ほど、ある映画祭の字幕を担当させていただきました。私が字幕を付けた作品を観た友人が「誇らしかった」と言ってくれたのがとても印象に残っています。まだまだ至らない点は多いですが、一生かけて勉強していきたいと思います。
●Keyword「リモート受講」
「リモート受講」では、毎回、教務スタッフの方が細やかに気を配ってくださり、東京校にいた時と同じ感覚で受講できたのがとても嬉しかったです。首都圏以外で受講するとなると1対1の通信講座が一般的だと思うのですが、やはりクラスメートがいるのといないのとでは、モチベーションが異なると思います。(中嶋さん)
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<私たちが描いた学習の航路>
Route②日米で学び、ハイブリッド翻訳者に
「納得いく訳ができた瞬間は、翻訳者としての醍醐味を感じます」――映像翻訳者・伊納華さん
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Route③勉強に取り組む時間を自分で決めて、プロになる
「正解も終わりもないからこそ、もっと学んでいきたい」――映像翻訳者・桐原麻衣さん
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