【JVTA修了生が企画、出演の舞台公演】『手話と音楽と語りで綾なすライブセッション』が再演
『手話と音楽と語りで綾なすライブセッション〜すきとおったほんとうのたべもの〜 2024』は、「手話」と「音楽」、「語り」のコラボレーションで、宮澤賢治の人気三作品(「注文の多い料理店 序」「注文の多い料理店」「土神と狐」)を上演する舞台公演だ。これまで「バリアフリーのその先」を体感する演劇公演として人気を集めており、待望の再演となる。主催は、2004年の立ち上げから宮澤賢治作品のみを上演している「ものがたりグループ☆ポランの会」。修了生の彩木香里さんが代表を務めており、本公演にも出演している。彩木さんは、長年舞台の音声ガイド普及に取り組んでおり、東京芸術劇場新国立劇場、世田谷パブリックシアター、東京芸術祭2024などの公演の音声ガイド制作やナレーションなどを数多く手がけてきた。この公演の運営にはJVTA 修了生の原ミユキさん、飯野桂さん、山田ようさんも携わっている。
本公演の見どころはなんといっても手話パフォーマーによる芸術的な表現だ。一般にバリアフリー対応をしている舞台公演の多くがすでに出来上がった舞台の「手話通訳」という形だが、この公演では手話表現のプロたちが企画段階から携わり、朗読や音楽のパフォーマンスと一体になった動きや表情を作り上げていく。再演にあたり、「手話を音声ガイドで伝えるプロジェクト」を起ち上げ、ユニバーサルシアター、CINEMA Chupki TABATAの協力のもと、運営スタッフも見えづらい人に伝える音声ガイドの表現などについても細かく話しあったという。宮澤賢治の世界を忠実に再現した日本語字幕の投影の中に現れる「動くオノマトペ」は昨年から始めた取り組みだ。手話パフォーマンスの繊細な動きから感じられる擬音語、擬態語などをいきいきと伝えている。
ポランの会メンバーによる朗読劇に、全盲のバイオリニスト白井崇陽さんの生演奏、手話パフォーマンス、音声ガイドが一体となり、より立体的な世界観を堪能できるのがこの公演ならではの魅力だ。会場には出演者の衣裳を再現した「触る衣裳人形」も展示されている。
【修了生・彩木香里さんのメッセージ】
このメンバーと出逢えたこと、再演できることが奇跡かもしれません。
とても珍しい公演だと思いますので、ぜひ「体感」しにきてください。
※昨年のダイジェストとインタビュー映像
手話と音楽と語りで綾なすライブセッション 〜すきとおったほんとうのたべもの〜 2024
2024年11月29日(金) 19:00開演(18:15受付開始/18:30開場)
2024年11月30日(土) 12:00開演(11:15受付開始/11:30開場)
ルーテル市ヶ谷ホール(〒162-0842 東京都新宿区市谷砂土原町1丁目1)
公式サイト:https://polan1010.com/livesession_2024/
◆【2025年1月 英日映像翻訳 日曜集中クラス開講!】
ご興味をお持ちの方は「リモート・オープンスクール」または「リモート説明会」へ!
入学をご検討中の方を対象に、リモートでカリキュラムや入学手続きをご説明します。
留学に興味を持ったら「リモート留学相談会」へ