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【今年もJVTAが字幕制作でサポート】世界を想う。平和を問う。難民映画祭が11月7日から開催

【今年もJVTAが字幕制作でサポート】世界を想う。平和を問う。難民映画祭が11月7日から開催

現在、紛争や迫害で家を追われた人の数は、1億2,000万人。その数はこの10年で2倍以上に急増し、世界で69人に1人が故郷を追われている。国連UNHCR協会が主催する「難民映画祭」は世界各地で厳しい状況に置かれている人たちのリアルな姿を捉えた映画を上映し、日本社会での理解と支援の輪を広げていくことを目的とした映画祭だ。JVTAは協賛企業であり、第3回目の2008年から字幕制作にボランティアで協力し、多くの受講生・修了生が翻訳者ならではのカタチでサポートを続けてきた。

◆予告編

19回目を迎える今年は11月7日(木)からスタート。「世界を想う。平和を問う。」をテーマに、オープニングの1作品の劇場上映とオンライン配信で6作品を鑑賞することができる。日本初公開作品のうち、2作品の日本語字幕をJVTAの修了生17人がチームで担当、2作品はJVTAの指導により、明星大学と青山学院大学の学生が日本語字幕を手がけている。また、今年は上映作品の翻訳者、青井夕子さんと中島唱子さん、児山亜美さん、JVTA広報スタッフの池田が映画祭の広報サポーター(詳細はこちら)として協力する。

初日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで上映されるのは『ザ・ウォーク~少女アマル、8000キロの旅』だ。アマルと呼ばれる高さ3.5メートルの人形が、同伴者のいない難民の子どもの不安な気持ちや避難生活の現状を知ってもらおうと、ヨーロッパ横断の旅をするドキュメンタリー。アマルの中には実在のシリア難民の少女の内なる想いが反映されている。この作品の日本語字幕をJVTAの修了生8人が制作した。

JVTAの修了生が手がけたもう一つの作品は『永遠の故郷ウクライナを逃れて』。これは攻撃を受けるウクライナから避難を試みる市民たちを乗せた車中の様子を捉えたドキュメンタリーだ。監督自らが車を運転し、乗り込んでくるいくつもの家族の告白を淡々と映し出していく。チームを組んで9人の翻訳者が字幕制作に取り組んだ。

その他、オーストラリアに移民や定住をした女性たちの社会との繋がりをサポートする女性の活動を追う『孤立からつながりへ~ローズマリーの流儀~』、シリアの内戦から逃れ定住先のカナダでチョコレートブランドを起ち上げた家族のサクセスストーリー『ピース・バイ・チョコレート』、インドネシアのチサルア村に逃れたハザラ系アフガニスタン難民の若者による学校設立の物語『学校をつくる、難民の挑戦』、2008年から09年にかけてのイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への攻撃後に現地で暮らす子どもたちの生活や心の声を収めた『ぼくたちは見た -ガザ・サムニ家の子どもたち』(第7回難民映画祭(2012)上映作品を再上映)など、さまざまな地域にある難民問題を知ることができるラインナップとなっている。

また、11月には上映作品にどんな背景があるのかを学べるオンラインセミナー詳細はこちら)を5回開催。専門家による解説を聴くことでより作品を深く理解できる。

「世界を想う。平和を問う。」

難民問題の現状を知ること。難民一人ひとりの目線でその困難を知ることが解決への第一歩となる。ぜひ、ご参加ください。

第19回難民映画祭2024

2024年11月7日(木)~11月30日(土)

・11月7日(木)18:30~ 劇場鑑賞・東京 @TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

・11月7日(木)~11月30日(土) 6作品のオンライン配信

・開催期間中に、映画の背景にある難民問題について学べるオンラインセミナーを5回開催

公式サイト:https://www.japanforunhcr.org/how-to-help/rff

※視聴には公式サイトから事前に申し込みが必要。1作品のみか6作品を選択。無料鑑賞か寄付つき鑑賞(単品:1000円/2000円/5000円/10000円、全作品:3000円/5000円/10000円/20000円)かを選ぶことができる。※寄付は匿名寄付として取り扱い、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の人道援助活動に役立てられる。

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