【JVTAの学校教育プログラム】神戸松蔭女子学院大学で、映像翻訳の解説と字幕体験レッスンを実施
JVTAでは社会人のためのスクールとは別に学校教育機関でも講義を行っている。講義は語学教育、映像を中心としたメディア教育、コミュニケーション教育などが一貫したテーマとなっており、“Language Communications and Media”の頭文字を取ってLMC教育プログラムとして、2010年から国内外の大学から小学校まで40校以上で指導を続けてきた。講演やゲストとしての招聘にとどまらず、大学、高校などの複数の学校で正規の科目や長期の講義として採用されているという実績がある。
4月26日(水)には、JVTAの映像翻訳本科で指導する桜井徹二講師が、神戸松蔭女子学院大学文学部英語学科の授業にゲスト講師として登壇した。対象となったのは「国際プロジェクト演習」(岩田英以子准教授)の授業で、履修する学生たちに映像翻訳に触れてもらう目的で行われた。ひとくちに映像翻訳と言ってもその手法やジャンルは多岐にわたる。JVTAでは、一般に馴染みのある映画やドラマの字幕や吹き替えに加え、観光や企業PRの多言語翻訳、ニュース映像などのリアルタイム字幕などさまざまなニーズに対応。実際にJVTAの修了生が手がけた案件を取り上げながら、それぞれの手法について解説した。そして後半は、字幕体験レッスンへ。3人ずつ3つのグループに分かれ、映画のワンシーンの日本語字幕作りに挑戦。限られた字数制限の中で、人物の心情やセリフに込められた微妙なニュアンスを伝えるために話し合いを重ねていく。完成後は出来上がった字幕の試写と講師のフィードバックも行った。
[JVTA講師・スタッフ]1名
[人数]約10名
[期間・時間]単発
【桜井徹二講師のコメント】
今回の授業「国際プロジェクト演習」は「神戸国際観光研究」をテーマに神戸の魅力を英語で発信することを目的にした授業で、今後、学生たちが地元で撮影・編集した動画に英語字幕をつけて発表することを目指しています。今回のゲスト講義はその導入編として、語学を生かせる仕事の1つでもある映像翻訳について知ってもらうこと、体験してもらうことを目的に実施されました。初めての字幕翻訳ということで苦戦した学生もいたようですが、授業後には「映像と訳のニュアンスを合わせるのは難しかったが、みんなで意見を出し合いながら翻訳していくのは楽しかった」「翻訳について興味を持てた。もっと翻訳したり、翻訳の仕事について知りたいと思った」といった感想が寄せられました。
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