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【SSFF & ASIAアワードセレモニー】「ジョージ・ルーカス アワード」は『11月1日/November 1st』が受賞!

【SSFF & ASIAアワードセレモニー】「ジョージ・ルーカス アワード」は『11月1日/November 1st』が受賞!

JVTAは今年も、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2020」を字幕でサポートしました。今年は新型ウイルス感染拡大の影響で通常6月が9月に延期され、一部オンライン配信を取り入れながらの開催となりました。

 
9月27日(日)明治神宮会館で行われたアワードセレモニーもオンラインで世界にライブ配信。ジョージ・ルーカス監督の名を冠したグランプリ、「ジョージ・ルーカス アワード」は、チャーリー・マントン監督の『11月1日/November 1st』が受賞しました。同作はインターナショナル部門の優秀賞であり、「オフィシャルコンペティション supported by Sony」で発表された他の優秀賞、『授業の後で』(アジアインターナショナル部門優秀賞、東京都知事賞)、『緑の雪』(ジャパン部門優秀賞、東京都知事賞)と共に、米国アカデミー賞短編部門にノミネート選考対象作品になります。オフィシャルコンペティション審査員として和泉元彌さん、犬山紙子さん、筒井真理子さん、深田晃司監督が登壇しました。
★⑤

 
オフィシャルコンペティション受賞作品のうち、2作品の字幕をJVTAの修了生が手がけました。受賞を聞いた喜びと翻訳のポイントを聞いてみました。

 
◆「ジョージ・ルーカス アワード」
『11月1日/November 1st』チャーリー・マントン監督

日本語字幕を担当 修了生・川下盛代さん
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◆グランプリ受賞を聞いた感想
翻訳させていただいた映画『11月1日/November 1st』がグランプリを受賞したと聞いてビックリしましたが、同時に、翻訳という形でこの作品に携わることができ大変光栄に思いました。また、すばらしい作品を担当させていただけたことに感謝しております。『11月1日/November 1st』は子どもを殺害された被害者家族の心境を取り扱ったかなりヘビーな内容のストーリーで、25分という短い時間の中でいろいろなことを考えさせてくれる作品です。心を揺さぶられる印象的な作品だったので、グランプリ受賞と聞いて、とても嬉しく思います。
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◆作品のみどころと翻訳で意識したこと
母親役、娘役どちらも感情を揺さぶられる演技だったのですが、特に母親役を演じるリンゼイ・ダンカンには圧倒されました。70歳近いとは思えない迫力で怒鳴り散らし、怒りをぶちまけます。中でも、母と娘が本音でぶつかり合うシーンは一番のみどころで、被害者家族としてどうすることもできない何十年にも渡る苦しみがひしひしと伝わってきました。

 
翻訳の際は、刑の執行に人生をかける母親の激しい思いや、復讐心に支配されている母を冷ややかに見ている娘の気持ちが伝わるようにするには、どのような言葉選びや表現にすればいいだろうかということを意識して字幕を作らせていただきました。

 
また、母親が過去に囚われず、となりにいる娘にもう少し目を向けていたら何か変わっていたのか、刑が執行されたら気持ちは救われるのかなどといったことを考えながら訳していました。機会がありましたら、母娘の複雑な心の内を感じながら、ぜひご覧いただければと思います。

 
◆アジアインターナショナル部門優秀賞、東京都知事賞
『授業の後で』Luca Tóth監督

日本語字幕担当 修了生・内山恭子さん
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◆優秀賞受賞を聞いた感想
今年はCOVID-19感染拡大の影響を受けて開催延期となりましたが、無事に開催となり安堵しておりました。担当した作品が優秀賞を受賞したと聞き、嬉しい限りです。そのような作品に携わることが出来たことに感謝しています。
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◆作品のみどころと翻訳で意識したこと
この作品は貧しくて学校に通えない少女とその母親の姿を描いています。短いセリフばかりなので、見る人に分かりやすい字幕を心がけました。最後の場面が本当に切ないストーリーなのですが、母娘が互いに思いやっているところを字幕を通して上手く伝えられればいいなと思いました。
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オフィシャルコンペティションの審査員は全75作品を視聴。受賞の3作品はどれもシリアスなテーマでした。深田晃司監督は、「映画は社会の象徴であったり窓であったりします。その時の感動だったり社会問題などクローズアップしていますが、今回の受賞作品はバランスよく選ばれたなと思います。家族の問題、人間関係の問題、社会問題、差別、老いと死、家族との別れなど各部門ともに非常に身近で深い内容でした」と語りました。次年度の米国アカデミー賞短編部門の行方が楽しみですね。

 
※上記2作品を含むこれまでの受賞作は下記で上映されます。ぜひご覧ください!
SSFF & ASIA 2020 秋の映画祭
10月15日(木)~18日(日)
公式サイト:https://www.shortshorts.org/2020/autumn/

 
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CINEMA FIGHTERS projectからは、GENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐さん、片寄涼太さん、数原龍友さん、小森隼さん、佐野玲於さん、関口メンディーさん、中務裕太さん、 EXILE HIROさんらが登場しました。

 
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当日は、ゲストと観客にも映画祭オリジナルのスタイリッシュな黒いオリジナルマスクが配布されました。

 
★アワードセレモニーの動画はこちらからご覧になれます。
https://www.shortshorts.org/2020/ja/awardceremony/

 
JVTAはこれからも「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)をサポートしていきます。
公式サイト:https://www.shortshorts.org/2020/

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