【WATCH 2022特別企画:学生インターンが語る】 プロジェクトを通して映像翻訳が教えてくれたこと
JVTAの学生インターンが中心となって作り上げるオンラインイベント「WATCH 2022: For a Sustainable Future 大学生が翻訳して、考えて、語る。ことばと映像で知るSDGs」。現役の大学生がSDGsをテーマにした海外ドキュメンタリー作品の英日字幕翻訳を手掛け、その上映とトークセッションなどを行うイベントとなる。
上映作品のひとつ、米国のドキュメンタリー作品『Motherload』(監督 Liz Canning)は、荷物や子どもを乗せて運搬できるように設計されたカーゴバイクを車の代わりに使い、双子を育てる監督自らの経験を基にした作品だ。育児中、孤独感に苛まれた母親が、再び人との繋がりや内側から湧き上がるような活力をもたらしてくれたカーゴバイクの素晴らしさを伝える。サステナブルを意識した生活が単に環境負荷を軽減するだけでなく、人間が本来持つ生きる力を取り戻すカギになることを気づかせてくれる。2月の上映に向けて、12月上旬から国内の大学から集まった18名の学生たちが翻訳作業に取り組んでいる。
本イベントではこの作品の他、トリニダード・トバゴの短編ドキュメンタリー作品『Turning a Page』(監督Miquel Galofre)と、特別招待作品として米国の長編ドキュメンタリー作品『マイクロプラスチック・ストーリー ~ぼくらが作る2050年~』(監督 佐竹敦子・デビーリー・コーヘン)を上映する。
学生たちからは今回のインターンプロジェクトに参加した理由として、「全国の学生、プロの翻訳者と共同で作業できることに魅力を感じた」(中田乃音さん 神戸市外国語大学 2年生)といった声が寄せられている。また、翻訳を学んでみて興味深かったこととして「翻訳理論が実際の翻訳業務のどの様な場面から生まれたのか、また、理論と現実の間でどのような葛藤が生じるのかを実感できた。学生の間に、実際に読者・視聴者がいる翻訳をできる機会はなかなかないので、本当に貴重な経験ができた」(中島千智さん 神戸市外国大学大学院1年)などのコメントも。このプロジェクトに参加したことで、「字幕翻訳に対する視野が広がった。字幕翻訳の基本的なルールや用語を知ることができ、映像を視聴する際に作品の内容だけではなく字幕にも焦点を当てながら観ることが楽しいと感じるようになった」(斎藤沙紀さん 上智大学 国際教養学部4年)といった感想があり、学生たちはプロジェクトを通して様々な気づきや学びを得ているようだ。
学生たちが字幕を手がけた作品は2/26(土)~3/13(日)の期間中、オンラインで無料視聴することができる。どの作品もSDGsについて考えさせられる、見ごたえのある作品なのでぜひご覧いただきたい。
「WATCH 2022: For a Sustainable Future
大学生が翻訳して、考えて、語る。ことばと映像で知るSDGs」
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