<イベントレポート>映像翻訳ディレクターになるまでの〈リアル〉 焦らずに、自分を客観視しよう
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「落ちこぼれ生徒の私が映像翻訳ディレクターになるまで」
さまざまな「努力」を重ねて、プロデビュー。現在は映像翻訳ディレクターとしてさまざまな案件に携わる修了生・畠山大輔さんと“翻訳者のキャリアアップ”について考えるセミナーにはおよそ160名の方が参加してくださいました。聞き手は、自身も映像翻訳者としてプロデビュー後、ディレクターを経て現在はJVTA映像翻訳スクール部門のリーダーを務める藤田奈緒です。
「映像翻訳ディレクター」とは、映像翻訳の仕事の見積もり・受注~納品までの流れをマネジメントし、ディレクションする仕事。クライアントと翻訳者の間に立って、さまざまなコーディネートや品質管理を行います。
■“面白さ”が不安を上回るが…
映像翻訳者を志すきっかけは「職人のような世界で働きたかった」という畠山さん。勉強を始めたのは2008年で、30人ほどのクラスのうち、男性は畠山さん含め二人だけ。「クラスメートの皆さんの知識量や前のめりな姿勢に圧倒されていました」と振り返ります。「周囲と自分を比べて、自信をなくしてしまうことはありませんでしたか?」という藤田の問いに、「 “面白さ”が不安な部分を上回りました。でも、自分の原稿は独りよがりな訳に思えることも」と壁に直面していたこと明かします。
■プロデビューまでの修業時代
試行錯誤を繰り返して苦手を克服し、JVTAを修了した畠山さん。しかし、すぐにプロデビューはかなわず、トライアル合格まで4年掛かったことを語ります。「受験できる時は、毎回受けました。(諦めなかった理由は)数を追うごとに“つかんだ”感触が大きくなっていたからです」。訳が流れに沿っている、以前できなかったことができている――粘り強く実力を上げた畠山さんはついにプロデビューを果たします。生来の“知識欲”の強さも自分を突き動かしたものの一つだったとか。
■焦らずに、自分を客観視すること
軌道に乗るまで、壁はまだまだ立ちはだかります。デビューしたばかりの翻訳者がすぐに翻訳業だけで生計を立てるのはなかなか難しいもの。会社勤めと翻訳の二足のわらじだった畠山さんは翻訳を続け、さらに実力を上げるために映像翻訳Web講座の添削業務と、「日本語表現力強化コース」での学習を始めます。「原稿を客観的に見る力を養う、この二つを続けることで自分の仕事に安定感が生まれました」。
その後、ディレクターとしての仕事を開始。映像翻訳の最前線で仕事をする畠山さんは今学んでいる人に向けて「まず焦らないこと。人間が不安になる時とは、“分からないもの”に対峙した時だと思います。一つひとつ消化すれば、自分の型が出来るはずです」と締めくくりました。
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