【冬セミレポート】「映像業界で働きたい」夢を現実にした留学
開催日程:2024年2月3日(土)10:00-11:00 ※日本時間
登壇者:
郡司恵(ロサンゼルス校 留学生)
大学在学中にロサンゼルス校に留学し、現地で映像翻訳、通訳、実務翻訳を学ぶ。また東京校でバリアフリー講座 字幕ライター養成講座を修了。学生の頃から映画上映会を企画するなど映画に関わる活動に積極的に取り組む。帰国後は、野外シアターやドライブインシアターなどの映画イベントを企画運営する、シアタープロデュースの会社にて勤務している。
齋藤優花 (ロサンゼルス校 修了生)
2022年、チャップマン大学映画学部クリエイティブ・プローデュース学科卒。インディペンデント長編・短編映画の制作や音楽イベント運営に携わる一方、JVTAロサンゼルス校にスクールスタッフとして勤務。同時に日英映像翻訳クラスを受講。OPT終了後は日本に帰国し、報道機関の広告部門でプロダクション・コーディネーターとして勤務する一方で語学関連会社にて日本語学習者向けの教材作成に関わっている。
留学の目的は「語学力の向上」から「キャリアの構築」へと具体化してきている。語学というツールで、通訳や翻訳、マーケティングといった専門技能を習得すれば、仕事の選択肢が増えるという考えだ。日本映像翻訳アカデミー(JVTA)のロサンゼルス校で学んだ留学生・修了生も、映像翻訳者、映像ディレクター、映画会社の宣伝担当など、様々なキャリアを歩んでいる。
■好きだから、仕事にしたい
2月初旬に開催したセミナー「『好き』を仕事に繋げる留学 エンタメの本場ロサンゼルスで得たものとは?」では、JVTAロサンゼルス校を修了した齋藤優花さんと郡司恵さんが登壇し、修了後の就職について語った。両者とも「映画が好き」というシンプルなきっかけが、「映像業界で働きたい」という意志に繋がっている。アメリカの大学で映像ビジネスを学び、JVTAで日英映像翻訳を習得して帰国した齋藤さんは、外資系報道機関の広告部門で勤務している。一方の郡司さんは、帰国後に大手シネコンに就職。劇場マネージャーとして運営からPR活動までを担当した後、シアタープロデュース会社に転職した。現在はプロダクションアシスタントとして、各地で上映イベントを運営している。
■“現地”が持つ魅力
ロサンゼルスで映像翻訳や映像ビジネスを学ぶメリットは、語学力の面だけではない。齋藤さんの場合、大学で映画制作から宣伝までの映画ビジネスを包括的に学んだことで作品を発信・宣伝する“裏方”に興味を持ち、映像翻訳を知ることにもつながった。そして、JVTAで映像翻訳者のスキルを自らも身につけたことでさらなるキャリアアップが実現した。また郡司さんは、現地に長く在住している受講生との交流が自身の表現力に一役買ったという。
「まさに今、実際に使われている英語表現を教えてもらえたのは大きかったです。授業だけでは学べないような、言葉や表現の引き出しが増えたと思います」(郡司恵さん)
映画への愛着を持ち続け、学生時代からの夢を現実にした齋藤さんと郡司さん。思い切って映画の本場であるロサンゼルスに生活の場を移して現地で得た経験が現在の実務に生きている。JVTAはこれからも、「好き」をキャリアに繋げたいという人たちをサポートしていく。
(By Yukiko Takata)
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